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1学期 終業式
7月25日は終業式でした。5年生が司会を務めました。
初めに吉野校長からの講話。吉野校長からは、「なぜ終業式をやるのか」というお話がありました。
お話の内容を、一部抜粋してご紹介します。
なぜ終業式をやるのか、考えたことはありますか。終業式は「節目」の日です。みんながきちんと揃ってこちらを向いて座っているという改まった場で、改めて新たな自分を発見してほしいというのが、「私」の答えです。
左右の比較と前後の比較という言葉を聞いたことがありますか?左右の比較というのは、友達や兄弟などと比較して、点数という数字で出た結果を比較することです。前後の比較というのは、自分の過去と現在との比較ということです。こちらは結果の数字ではなく、人からは見えない努力をしてきた過程を振り返り、成長した自分を実感することです。
1学期の終わりですから、もちろん点数という結果を振り返ることも大切ですが、人からは見えない努力の過程を振り返り、”自分、頑張ったね、よくやったよね”とぜひ褒めてやってほしいのです。
VUCAの時代という言葉があります。不確実で曖昧な時代が来て、こんな仕事をしたいと思ってもその仕事自体がなくなっているかもしれないのです。そんな時代に必要な行動として、
好奇心 新しいことに興味を持ち、あらゆる機会を捉えて学ぶ姿勢を持ち続け、
持続性 失敗を恐れず、失敗してもあきらめず、失敗したことそのこと自体が新しい発見につながるかもしれないと努力し続け、
楽観性 何事も可能になる、できるんだとポジティブに考え、
柔軟性 こだわりを捨て、信念、態度、行動を柔軟に変え、
冒険心 その結果がたとえ不確実で曖昧でも行動し、リスクを取って挑戦する
の5点を挙げています。
あらゆることに好奇心、興味を持ち、失敗してもそれを糧に努力を続け、何事にもポジティブに、フレックスに、リスクを取ってチャレンジをする。この普段とは違う約1ヶ月の夏休み。新しいことに積極的に出会い、失敗を恐れず、チャレンジしてみましょう。チャレンジしなければ結果は出せませんし、チャレンジしようという過程そのものが、あなたを成長させるのです。
続いて、5年生よりアメリカの修学旅行へ行った報告がありました。
西海岸A・西海岸B・東海岸Aのコースへ行った生徒がスライドを作成し発表をしてくれました。
西Aチームはサンフランシスコで見つけた最先端技術への驚き、シリコンバレーでのセミナー、人種についての気づきについて。
西Bチームは英語でのプレゼンテーション・壁打ちについて、ヨセミテ国立公園について、サンフランシスコで食べた美味しいもの、修学旅行を通して変わった考え方などについて。非常にユーモアあふれる発表で後輩の興味をひきつけました。
最後に東Aチーム。ハーバード大学や国連本部、自由の女神を見たときの感動などを伝えてくれました。
どの発表も、これから修学旅行へ行く後輩に向けて、実際に見てきて感じた魅力が伝わるものでした。
さていよいよ夏休みに入ります。
勉強に部活動、さらには遊びも。後悔しない思い出に残る夏休みにしてほしいです。