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芝国際中学校・高等学校
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オリエンテーション合宿② 2日目

4 月 14 日(金)
生徒は 5:50 に起床し、ラジオ体操を行いました。東京よりもかなり気温が低いのですが、晴れて澄んだ空気の中で目を覚ましました。ちなみに、ラジオ体操は英語バージョンでした。
4 月 14 日、最初のプログラムは、中学 1 年生は「デザイン思考」、高校 1 年生は「クラス目標を考える」です。デザイン思考は、今後の授業展開や学校生活全般、社会に出てからも重要な部分です。
最初に、山崎校長より「なぜ、デザイン思考を学ぶのか?」のレクチャーを受けました。大きな課題を小さく分解して、一つひとつクリアしていく力、その過程での判断力、そして表現力が重要になる旨のお話がありました。
この前提をもとに、生徒の作業内容は、理想の国の国旗デザインでした。その過程で、グループワークのやり方などを学んでいきました。
高校生も、KJ 法で考えを共有し、グルーピングを行い、クラス目標を作成しました。挑戦・行動・突破・貢献を踏まえたものや、仲間を大切にしたいといったものが多くみられました。
午前中の後半は、中学生が学年写真を撮影した後、自由時間となりました。屋内のアクティビティが多かったので、体を動かすなどして楽しんでいました。この間、高校生はマナー講座を受講しました。中学生は、昼食後に、同じマナー講座を受講しました。
マナー講座は、ANA の客室乗務員の方に講師をお願いしました。内容は大手企業の新入社員の方が受ける内容と同じです。マナーとは「相手を大切に思う気持ちで接すること」であることが前提となっていました。
そして、自分との違いを「いいね!」と認め表現することから、信頼が生まれる、意思を持って集まった仲間と信頼関係を築いて欲しいとのお話しがありました。世界のお客様と接点を持つお仕事をされる方ならではのテクニカルな部分も教えていただきました。人との信頼関係を築くには、印象が大切であることを、生徒の皆さんも理解できたと思います。生徒の皆さんが世界で活躍するとき、周囲から「素敵な人だな」と思われるようになってほしいと願っています。
午後の高校生のプログラムは「校則を考える」です。芝国際の校則は 5 つだけです。校長からも、校則を増やすような学校になりたくないとの考えが示され、学校全体で共有されています。
校則とは何なのか。高校生は、ケーススタディを通して、その意味を議論していきました。その成果は、夕食後の中高合同のプログラムで披露されました。
この間、中学生はクラス目標づくりを行い、夕食後の発表準備をしました。

夕食後は、中高 MIX プレゼンが行われました。中学生は各クラスで考えたクラス目標について高校生に対して、高校生は「校則とは何か」を中学生にプレゼンしました。
中学生のクラス目標には「世界に誇れる芝国際」というフレーズが入っていました。高校生の前で緊張して発表する中学生に、温かい拍手を欠かさない高校生の姿が印象的でした。
高校生のプレゼンは、数分の演劇スタイルになっていました。場面ごとに、自分たちがついやってしまいがちな行いを題材に、自分の行動が「他者に迷惑をかけていないか」「周囲の権利を奪っていないか」などを省みる内容になっていました。少しコミカルな表現を用いて、中学生たちが「校則とは何か?」を考える機会を上手に作ってくれました。
ルールによって行動の選択がなされるのではなく、最低限のルールの意味を理解しながら、自分の意志決定によって生きていくという覚悟のようなものを感じました。この日のプレゼンを忘れずに大人になってもらいと思います。

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